処刑に新兵器を持ち出した金正恩…「激太り」時代に何が

韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は3日に行われた国会情報委員会による国政監査で、北朝鮮の金正恩党委員長の健康状態と関連し、「2012年8月ごろの90キロから8年間に毎年平均6~7キロ増加して、現在は140キロ台だ」とし、「昨年は130キロ台だった」と報告したという。

国情院が金正恩氏の体重に増えるのは久しぶりだ。前回は2016年7月に、「2012年に初めて登場したときは90キロだったが、2014年には120キロに、そして130キロまで増えたと推定される」としていた。

このふたつのデータを見比べると、金正恩氏の体重が次のように変化したことがわかる。

2012年/90キロ →2014年/120キロ=2年で30キロ増加(年平均15キロ)
2014年/120キロ→2016年/130キロ=2年で10キロ増加(同5キロ)
2016年/130キロ→2020年/140キロ台=4年で10キロ強増加(同約3~4キロ)

体重が増えたり減ったりということもあるので、これはごく大雑把な見方に過ぎない。それでも、各時期の情勢と考え合わせると、ある種の傾向が見えるような気がする。

金正恩氏の太り方が最も激しいのは、2011年末に父である金正日総書記が死亡し、政権を継承してから2年間だ。金正恩氏はこの時期、権力を掌握するため相当なストレスの中にあったと考えられる。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)元朝鮮労働党行政部長を処刑したのもこの時期だし、大口径の対空高射銃を使うなどの残忍な処刑方法が登場したのもこの時期だ。金正恩氏が執権する以前には、見られなかった手法だ。

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続く2年間は、韓国の朴槿恵政権(当時)との対立が先鋭化し、2015年には戦争の瀬戸際まで行った。この時期にもやはり、金正恩氏は相当なストレスを抱えていたと思われる。

そして2016年1月から、北朝鮮は核実験と弾道ミサイルの試射を加速させた。しかしこの時期は比較的、体重の増え方がゆるやかだ。最高指導者として経験を積んだ金正恩氏は、それ以前ほどストレスを感じなかったかもしれない。また、2017年1月には米国にトランプ政権が、同年5月には韓国に文在寅政権が誕生。翌年にはこの両国と北朝鮮が、非常に有効的なムードで対話を行った。

もちろん、体重の増加はストレスだけが原因ではないだろうし、金正恩氏がその時々の情勢からどれほどのストレスを感じていたかもわからない。

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だが、金正恩氏が毛嫌いしたオバマ政権の時代(~2017年1月)、それ以降と比べて彼の体重は急激に増えた。仮にバイデン政権が誕生するとしたら、金正恩氏の体重に何らかの変化が見られるかも知れない。