【動画】「核のバンカーバスター」を投下するF35A
映像を見ると、F35Aの爆弾層から投下された爆弾は、しばらく後に方向制御用と見られる推進モーターを噴射。回転しながら落下し、先端から地表に突き刺さるようにして着弾した。
B61-12は米国が核戦力現代化の主力として量産中の兵器で、最大50キロトンの爆発力があり、爆発強度を調節できるとされる。VOAによれば、地中の施設に貫通して爆発するよう設計されており、「核のバンカーバスター」とも呼ばれる。
レーダーに捕捉されにくいステルス戦闘機であるF35AがB61-12の完全な運用能力を備えれば、堅牢な地下施設に防衛を依拠する北朝鮮にとっては、大きな軍事的負担になると思われる。
VOAによると、米国防総省のチャールズ・リチャード戦略司令官は9月、上院軍事委員会に出席し、中国とロシア、北朝鮮、イランに言及しながらB61-12など低威力核爆弾の現代化の重要性を強調したという。