外国軍の”夜の相手”をさせられた北朝鮮「美人兵士」たちの悲劇

北朝鮮の平壌で、5日から4日間にわたり朝鮮労働党第8回大会が開催された。2016年の第7回大会から5年ぶりである。

それ以前、朝鮮労働党は1980年に第6回大会を開いてから、実に36年間も党大会を開催しなかった。金正恩党委員長が最高指導者となってからやっと、党大会の開催は正常軌道に戻ったことになる。

北朝鮮では、このような公式な行政手続きの正常化は、金正恩氏の大きな業績のひとつとされている。それは逆に言うと、先代の指導者である金正恩氏の父・金正日総書記の統治に問題があったということになる。

そして、そのようなことを指摘できるのはただひとり、金正恩氏だけだ。同氏は実際、2019年3月に行われた第2回党初級宣伝活動家大会に送った書簡の中で、「首領(最高指導者)の神秘化」をハッキリと批判した。首領の神秘化、神格化を推し進めたのは、他ならぬ金正日氏である。

金正恩氏はまた、父親の「異常な女性遍歴」を忌み嫌っていたとの説がある。確かに、金正日時代には権力者たちが夜な夜な開いてきた乱痴気パーティーに関する噂は、金正恩時代になってからは聞こえてこない。逆に金正恩政権下では、女性幹部たちの活躍ぶりが、以前ならあり得なかったぐらい目立っている。

北朝鮮における女性の地位はいまだに低いままだと思われるが、金正日時代には現在よりいっそう酷かった。東亜日報記者で脱北者であるチュ・ソンハ氏が自身のブログで明かしたところでは、金正日氏は海軍所属の芸術宣伝隊員たちを旧ソ連軍の将校たちに「慰みもの」として差し出したことがあるという。芸術宣伝隊とは、歌や踊りで将兵を鼓舞する部隊のことで、所属しているのは20代の美貌の女性兵士たちだ。

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何故そのようなことが起きたのか。時は1984年、北朝鮮海軍のロミオ級潜水艦が沈没する事故が起きた。自力で救助作業を行う技術も装備も持たない北朝鮮は、旧ソ連海軍に支援を求めた。ところが、ソ連側が対価として金2トンを要求すると、金正日氏はこれを拒否。その代わりにソ連海軍の指揮官たちを接待することにし、芸術宣伝隊の女性兵士たちに夜の相手をさせたというのだ。

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筆者は、金正恩氏の人権感覚が優れているとは決して思わない。彼も彼のやり方で、女性をひどい目に遭わせてもいる。

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ただ、父に対する金正恩氏の反感はもしかすると、北朝鮮の人権問題を少しはマシな方向へ持っていく作用をしているかもしれない。