北朝鮮警察が急襲した「猟奇的な性不良行為」の現場

北朝鮮当局が最近、違法薬物と「わいせつ物」を体制の脅威となる「悪性腫瘍」とみなし、撲滅に向けた全面戦争を宣言したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

平安北道(ピョンアンブクト)のある住民はRFAに対し、次のように説明した。

「今回の薬物乱用と性不良行為に対する取り締まりは、国家保衛省(秘密警察)の主導で今年1月から全国的な規模で実施されている。これまでと異なり、布告文や指示文を通じて一般住民に警告する手順を省略し、不意に現場を急襲する手法で行われているのが特徴だ。道内ではこれまでに、十数人が同省の特別軍事裁判に回され、罪状が特に重いとされた被告には死刑判決が下されている」

国家保衛省の特別軍事裁判は、反逆者やスパイであると見なされた人々が裁かれる場で、2013年に処刑された金正恩総書記の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)元朝鮮労働党行政部長もここで死刑判決を受けた。

北朝鮮当局が、薬物乱用と性不良行為をいかに重大視しているかがわかる。

この住民はまた、死刑判決が下されたある事例について語っている。

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「平安北道の鉄山(チョルサン)郡のある住民は、2019年から今年3月に逮捕される直前まで、違法なルートで性録画物を仕入れ、複数の女性をカネと贈り物で誘惑して一緒に鑑賞しながら、猟奇的な性行為を繰り返していた。さらには麻薬まで入手して犯罪行為に使用したことが暴露され、罪状が悪質であるとして死刑にされた」
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この住民はさらに「麻薬や性びん乱行為については、以前は社会安全省(警察)と検察所が調査を行っていたが、このように国家保衛省が動くのは今回が初めてだ」としながら、「昨年12月に反動的思想・文化排撃法が制定されて以降、薬物乱用や外国から入ってきた不純映像を所持・視聴する行為は反国家犯罪と見なされている」と説明した。

だが、薬物乱用の取り締まりが社会秩序のために必要だとしても、北朝鮮当局は本気で、国民の性生活をカタにはめられると考えているのだろうか。

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当局の目的はどちらかというと、罪状の重さを恣意的に決めつけられる罪名を多用することで、「国家は国民を好きなようにできる」という恐怖政治の本質を、いま一度強調することにあるのかもしれない。