「健康悪化」の金正恩が精力を注ぎこむ“新しい女性”

今月17日に行われた式典で見せた「老け顔」から、「健康悪化」説が再浮上している金正恩氏。本当に健康状態が悪いなら、体感マイナス20度という極寒の中での式典参加は、最高指導者として、なかなかタフなスピリットを持っていると言える。

健康状態に関する観測情報の真偽がどうであれ、金正恩氏は今年、ある事業でなかなか精力旺盛な姿も見せていた。今年春に着工した平壌の高級集合住宅「普通江(ポトンガン)川岸段々式住宅区」の建設プロジェクトがそれだ。

金正恩氏は3月、同プロジェクトの予定地を視察。着工後も2回にわたって建設現場を訪れている。またデイリーNKの現地情報筋によれば、建設を担っているのは、金氏一家の特閣(別荘)の建設を主に担当している社会安全省(警察庁)の7総局(工兵総局)1旅団だという。

このプロジェクトを本物の豪華住宅として仕上げようという、金正恩氏の意欲が良く表れている。

周知のとおり、北朝鮮は現在、新型コロナウイルス対策として国境を閉ざした鎖国状態にある。中国との貿易も一部を除いて停止し、経済難が深刻化。各種資材の調達もままならない状態だ。

そんな中でなぜ、豪華住宅を建設せねばならないのか。脱北者で、韓国紙・東亜日報記者であるチュ・ソンハ氏はある女性の名を挙げ、「一刻も早く、彼女に豪華住宅をプレゼントしたいからではないか」と指摘している。

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その女性の名は、キム・オクチュという(下の写真)。エリート芸術団・国務委員会協奏団の歌手である。

キム・オクチュ氏は今、間違いなく北朝鮮の芸能界で最高の地位にある。役職においてではなく、金正恩氏の寵愛を一身に受けているという意味でだ。

1月、朝鮮労働党大会の閉幕公演では独唱の演目を独占し、2月16日の光明星節の記念公演では金正恩氏のアンコールで、彼を称える同じ歌を3回も歌った。6月の公演では上演された26曲のうち22曲を彼女が歌い、7月には北朝鮮の芸術家にとって最高の栄誉である人民俳優の称号を、30代の若さで授与された。

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もちろん、これをもって彼女を金正恩氏の「愛人」と決めつけることはできない。だが、金正恩氏が7月11日に芸能人を表彰した際、2人が並んで座り撮られた写真は「超」の付く親密さを感じさせる。北朝鮮の最高指導者が若者の肩や背中を抱いたり叩いたりするのは珍しくないが、下の写真は何というか、ただよう親愛の「深さ」が違う。
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もっとも、最高指導者の愛人になったとて、それで必ずしも幸せが約束されたとは言えないということは、すでに歴史が証明しているのだが。

若手の芸能人らと記念写真を撮った金正恩氏(朝鮮中央通信)
若手の芸能人らと記念写真を撮った金正恩氏(朝鮮中央通信)