女性教師の悪夢…北朝鮮の悪童「鬼畜行為」で見せしめ

北朝鮮において、性犯罪に関する正確な統計が存在するのかどうかは不明だ。もし存在したとしても、被害に遭ったのは女性の落ち度とする風潮が強いため、被害者が言い出せないまま、闇に埋もれてしまう事件が少なくないと思われる。

それでも時々、実態が垣間見える情報が伝わってくる。その多くが、人事などで優越的な地位にある男性の上司が、女性の部下を襲うパターンだ。
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だが、時にはそれとは逆の事件も起きている。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津(チョンジン)では、高級中学校(高校)の生徒が女性教師に性暴力を振るう事件が発生した。詳細を、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

事件が起きたのは今年3月のある日の夜のこと。20代の女性教師は、男子生徒4人と共に、担任クラスの教室の警備を行っていた。その最中、生徒から受け取った飲み物を口にした彼女は気を失ってしまった。睡眠薬が入れられていたのだ。かくして、性暴力の被害者になってしまった彼女だが、その事実を誰にも相談することができなかった。

そうした心理を知っていた加害生徒たちは、被害教師の退勤時に「旅館に行こう」などとつきまとい、「言うことを聞かなければ学校で噂を広げてやる」などと脅迫した。

具体的な経緯は不明だが、彼女は悪夢を振り払うため、安全部(警察署)にすべてを打ち明けることを決心した。翌日、4人は逮捕された。取り調べで、「性録画物(AV)を見て、担任教師を襲うことを謀議した」と自白した彼らには、逮捕からわずか10日後に、10年の労働教化刑(懲役刑)の判決が言い渡された。

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北朝鮮の刑事訴訟法115条は、14歳以上17歳未満の者が犯罪を犯した場合、社会教養処分を適用するとしている。また、先月出された内部指針では、韓国映画などを見て摘発され、懲役刑の宣告を受けた未成年は、釈放対象とするとしている。これは、刑務所送りになる青少年が続発したことが背景にある。
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ただ今回の場合は、AV視聴という反社会主義・非社会主義行為(当局が社会主義にそぐわないと考える行為)に加え、教師に対して集団で性暴行を加えたことが重く見られた。社会への「見せしめ」の意味も込め、長期の懲役刑が下されたものと見られている。
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「反社会主義、非社会主義行為については強力な処罰を行うことを若者に認識させる意図がある。生徒たちの間で現れる不良行為を根絶するために、道徳教養と共に、不順録画物の視聴に対する取り締まりが再び強化されるだろう」(情報筋)

だが、大人たちは裏で様々な違法行為、不道徳な行為を繰り返しているのに、高邁な思想を語ったところで何の効果があるだろうか。
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ちなみに今回逮捕された4人のうち、3人は朝鮮労働党の咸鏡北道委員会と清津市委員会の幹部の息子で、いずれも息子の躾(しつけ)を怠ったとの理由で解任されたという。

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