「20代の娘にとどめの銃撃」北朝鮮国民も激怒した衝撃場面

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朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の特殊部隊「暴風軍団」(第11軍団)。昨年から、警備強化のため中国との国境地帯に派遣されていたが、粗暴な振る舞いを繰り返し、現在建設中のコンクリート壁(コンクリートの柱に高圧電線を張ったもの)が完成すれば、撤収すると言われていた。

しかし、おりからの資材不足で、コンクリート壁の工事が進まないせいか、未だに撤収していないようだ。そしてまた、地域住民の怒りを買う事件を起こした。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。
(参考記事:「地獄のような日々」北朝鮮国民を苦しめる“死の壁”

事件が起きたのは先月中旬のこと。両江道の普天(ポチョン)郡を流れる鴨緑江を渡り、脱北して中国に逃げ込もうとした50代の夫婦と20代の娘に向けて、暴風軍団の兵士が銃撃した。

北朝鮮の社会安全省(警察庁)は2020年8月、新型コロナウイルスの国内流入を防ぐために、国境から1〜2キロに緩衝地帯を設け、許可なしに接近する者は無条件で銃撃するとの布告を発した。それで犠牲になる人が相次いでいた。
(参考記事:北朝鮮軍が「飢えた障害者」を射殺…「それでも人民の軍隊か」国民激怒

銃撃を受けた3人のうち、20代の娘はまだ息があったが、兵士はさらに銃弾を撃ち込みとどめを刺したという。
(参考記事:北朝鮮国民が目を背ける「見せしめ射殺体」の衝撃の現場

国境封鎖による深刻な経済難とモノ不足の中で、飢えに苦しむ人が続出しているが、この一家も食べ物を得るために脱北を試みて殺害されたと思われる。

当局としては、脱北者に強硬な対応を行い、見せしめにすることで恐怖心を煽って脱北を防ごうという意図があるのだが、今回の事件の噂が広がり、住民らは憤りを募らせている。

中でも人々の怒りを買ったのは、まだ生きていた20代の娘に救命措置をせず、逆にとどめを刺した点だ。

「軍人たちは任務上、国境沿いに接近する物体や対象に銃撃することもあるだろう。しかし事件現場を確認して、生存を確認したのに、さらに銃撃を加えたのは深刻な問題だ。人と共に天をも怒らせることだ」(情報筋)

情報筋は、国境沿いで勤務する兵士は「怪物」になったとして、その理由を、「国境沿いに近づいた対象に銃撃すれば愛国者であるかのように持ち上げ、兵士たちは人間を射殺することは何とも考えなくなったことだ」と憤った。

軍は普段から、「良好な軍民関係」を壊すことに非常に敏感となっているが、「民族の裏切り者」と罵る対象である脱北者に関しては、例外扱いのようだ。
(参考記事:北朝鮮の一部に「無法地帯」…金正恩政権、軍と民間の癒着を警戒

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