「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言

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両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)の出身で、1990年代末に脱北した女性コ・ジウンさんは、中国で2度にわたり人身売買の被害に遭った。

 初めて脱北したのは1997年9月、28歳のときだそうですが、何がきっかけでしたか?

 友人から受けた影響が大きかったです。その友人は1度脱北し、中国で捕まり強制送還されたのですが、中国で見聞きしたことをいろいろと話してくれました。外の世界の情報にたいへん驚き、とくに韓国社会に対する関心が強まりました。そのとき、北朝鮮の政治こそが偽りであり、この国には未来も希望もないと感じたのです。それからしばらくして、強盗被害に遭ったこともきっかけになりました。

知らぬ間に売られ

犯人は、朝鮮人民軍の兵士たちだったのです。