「金正恩の軍隊が犯罪集団に」女性に暴行、民間人を射殺

中国と国境を接する北朝鮮の両江道(リャンガンド)で、軍兵士らが民間人を襲う事件が続発していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

現地消息筋がRFAに語ったところでは、道内の金亨権(キミョンゴン)郡で3月中旬、2人の兵士が民家に侵入し、変圧器を盗んだ。さらに、住人である20代女性と鉢合わせした兵士らは彼女に襲い掛かり、性的暴行を働いたという。

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翌日、被害者の告発を受けた当局が捜査を開始し、犯人らは間もなく逮捕された。

また、道内の大紅湍(テホンダン)郡でも同月、覆面をかぶった兵士らが民家に盗みに入り、後に逮捕された。

消息筋によると、現地住民らは「最高司令官(金正恩党委員長)の軍隊が犯罪集団に転落した。山賊のようだ」と非難しつつ、恐怖に震えているという。

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RFAはこれ以前の記事でも、道内の一部の部隊で脱走が発生しているほか、銃器の管理がおざなりになり、また兵士が民間人を射殺するといった事件が起きていると報じていた。

北朝鮮軍では上層部の横流しにより末端兵士の食糧が不足しているとされ、飢えに耐え切れなくなった兵士が強盗や窃盗に走る例が珍しくない。

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さらに、世界最長の10年にも及ぶ兵役の長さが犯罪を誘発しているとの見方もある。朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の2006年から2016年までの年平均の兵員数は116万人で、総人口(2500万人)に占める兵士の割合も4.8%と世界で最も高い。

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そして毎年、数多くの兵士が兵役を終えて民間に戻っていくが、北朝鮮当局はこれと言った手当を支給していない。そのため、少なくない兵士が社会に復帰したときに始める商売の「元手」作りに走り、民間人に大きな被害をもたらす結果を生んでいるもようだ。

それでも国境警備隊に配属になれば、脱北や密輸をする人から受け取るワイロを溜め込んで、除隊後の生活資金にできる。また、大都会の近くに駐屯する部隊に配属されたら、市場で何らかの商売ができる。ところが、兵士のほとんどが送り込まれる部隊は山奥にあり、現金収入のチャンスはないに等しい。

農民の畑で盗みを働き、生活資金を工面しておかなければ、豊かな生活はおろか、生きていくことすら難しいのだ。