金正恩氏の動静、また不明に…北朝鮮国内で「都市封鎖」も

北朝鮮の金正恩党委員長が、再び「雲隠れ」している。金正恩氏は4月11日以降、20日間にわたり公開の場に現れず、各国メディアで「死亡説」や「重体説」が取り沙汰された。今月1日に肥料工場の竣工式に参加し、健在であることが確認されたが、それ以降、またもや公開の場に出て来なくなった。

前回の「死亡説」や「重体説」が虚構であったことが判明したばかりでもあり、今回は金正恩氏の「潜航」に注意を払う向きは少ないように思える。

一方、北朝鮮国内には、金正恩氏の動静に敏感になっている人々がいる。見たのがバレたら死刑になりかねない金正恩氏の「死亡映像」が密かに出回るくらいだから、かの国の人々の最高指導者への関心は低くないのだ。

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米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えたところでは、北朝鮮当局が、経済特区のある北東部の港湾都市・羅先(ラソン)特別市への外部の一般住民の立ち入りを禁止しており、現地では、近く金正恩党委員長が訪問するのではないかと囁かれているという。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の現地消息筋はRFAに対して次のように話したという。

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「今月初めから、当局が羅先への外部からの立ち入りを禁止しており、多くの住民が苦労している。中国で新型コロナウイルスの感染が一番ひどかった時も、ここまで厳しい統制はお来なかった。一部の住民の間では、もしかしたら(金正恩氏が参加する)『1号行事』が予定されているのではないか」

仮に、金正恩氏が羅先を訪問する計画があるなら、同氏や随行する幹部らが新型コロナウイルスに感染するリスクを低減するため、当局が同市を一定期間封鎖することも考えられる。あるいは単に、当局は中国からの新型コロナ流入を警戒しただけかもしれない。

だがちなみに、このRFAの記事は12日付なのだが、韓国紙・中央日報(日本語版)は15日になってこのニュースを引用報道している。日刊紙が3日も経って言及するとは、もしかしたら、中央日報も何らかの情報を独自につかんだのだろうか。