北朝鮮の「女性虐待」を放置してはならない

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国連人権高等弁務官事務所が、7月で任期が切れるマルズキ・ダルスマン北朝鮮人権報告者の後任候補者を発表した。後任は、6月13日~7月1日に行われる第32回国連人権理事会で決められる。

候補者はアジア、アフリカ、南米、ヨーロッパから選ばれた8人。そのうち1人が女性だ。

ダルスマン氏の後任については以前、「東アジア出身の女性が選ばれるのではないか」との観測が出ていた。北朝鮮では女性に対する人権侵害が横行しており、女性の特別報告者がその問題に鋭く切り込むことが期待された。

軍隊内でも性暴力横行

今回、唯一の女性候補者となったソーニャ・ビセルコ氏はセルビア出身であり、事前の観測は外れた感があるが、問題の重要さは変わらない。