女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題
その直後の同年8月、元駐英北朝鮮公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏が韓国に亡命する事件が起きた。夫人は、呉氏兄弟の妹の呉恵善(オ・ヘソン)氏。その後の兄弟の動静は伝えられていない。「裏切り者」とされた特権階級の家族がどうなったか、今までの事例を考えると、答えはおのずと推し量られるであろう。
入院中の女性兵士も襲撃…もう一つの鬼畜事件
事件の被害者は、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)に駐屯する朝鮮人民軍第7軍団の指揮部電信電話所交換分隊で、幹部席の交換手として勤務していた女性兵士のAさん。
黄海南道(ファンヘナムド)出身で、17歳のときに軍に入隊、第7軍団に配属されたが、その直後から性暴力が始まった。
当時、第7軍団の政治指導員だった40代のキム少佐は、1年近くAさんに対して常習的に性暴力を振るっていた。その見返りとして「一生面倒を見てやる」と言っていたキム少佐だが、政治軍官(将校)を養成する政治大学に入学してから連絡が途切れてしまった。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)
性暴力はここで終わらなかった。