北朝鮮、泣く子も黙る「拷問機関」がビジネス参入…秘密警察、国家安全保衛部
ところが、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、この泣く子も黙る拷問機関の関連企業が、火力発電所の工事利権を得ることに成功。金正恩氏は、発電所の設備更新と補修工事を国家保衛部に委任した。形の上では「委任」だが、実際には先述の金元弘保衛部長の粘り強い要求を、金正恩氏が受け入れたようだ。保衛部は、正恩氏が無視できないほどの、強大な権力を持ちつつあると言えよう。
(参考記事:金正恩氏も無視できない北朝鮮「秘密警察」の莫大な権力)保衛部は、金正恩式恐怖政治の手となり、足となり、耳となることによって近づきながら、一心同体になろうとしている。そして、両者の関係が、強固になればなるほど、北朝鮮の人権侵害の解決は遠のき、正恩氏は、ますます恐怖政治を続けていかざるをえなくなる。
(参考記事:徐々にわかってきた金正恩氏の「ヤバさ」の本質)(参考記事:金正恩氏が「暴走」をやめられない本当の理由)
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