金正恩式「恐怖政治」で脱北する幹部は増える

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韓流ドラマの中の世界にあこがれを抱き、韓国に行きたがる「カジュアル脱北」を考える北朝鮮の若者が増えている一方で、金正恩第一書記の恐怖政治に身の危険を感じ「生き残るための脱北」を考える幹部が増えている。

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韓国の国家情報院は、2015年だけで北朝鮮の高官20人が脱北したと発表。また、海外駐在の外交官や貿易関係者の脱北、亡命も相次いでいる。今後の北朝鮮社会を担う若者の間でも「粛清されるリスクが高まる」という理由で、労働党や政府で働くことを避ける風潮が高まりつつある。

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指導層や幹部に対する締め付けが強化される一方で、庶民への統制は徐々に緩和されている。とりわけ、市場に対する統制の緩和は顕著だ。