北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面

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「(北朝鮮当局は)彼女の夫と4歳の娘を含む、地元の人すべてを集めた。彼女を杭に縛り付け、3発の銃弾を撃ち込んで処刑するのを見守るよう強要しました。 私はあとのきの銃声と、彼女が前に崩れ落ちる姿を決して忘れられません」

北朝鮮の公開処刑では、3人の射手が3発ずつ撃つのが一般的だという。自動小銃で撃つのだから、1発ずつでも確実に絶命するはずだ。3発を撃ち終えるまでの時間は数秒から十数秒だろうが、恐怖の中で見守る人々にとってはよほど長く感じられるに違いない。

北朝鮮では、こうしたことが当たり前のように行われてきた。

機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優

北朝鮮の最高指導者だった故金正日総書記は、派手な女性遍歴で知られる。明らかになっているだけでも5人の女性が彼の妻(あるいは愛人)となり、うち4人が彼の子どもを生んでいる。それでも飽き足らず、国中から美女を集めて「喜び組」を作ったのも周知のとおりだ。

金正日氏が、妻たち以外に何人の女性と関係を持っていたかについては、推測に基づく数字すら出ていない。

彼の妻のひとりであるソン・ヘリムの甥で、1982年に韓国に亡命、1997年に金正日の指示で派遣された工作員に暗殺された李韓永(イ・ハニョン、旧名李一男)は生前、金正日のそばには常に「◯◯宅」(◯◯夫人)と呼ばれる女性らが入れ代わり立ち代わり寄り添っていて、いったい何人の女性と付きあってきたのかわからないと証言している。

その中の1人が、絶世の美女と言われた女優の禹仁姫(ウ・イニ)氏だった。

60〜70年代の北朝鮮映画界にトップスターとして君臨し、著名な脚本家である夫のリュ・ホソンとの間に2人あるいは3人の娘をもうけていた。