中国が北朝鮮に「圧力」…両国間に正体不明の異常気流

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上述した北朝鮮の国内事情を、誰よりもよく理解しているのは中国である。だったら、無線局設置の計画を事前に北朝鮮に通知するなどし、反発を未然に防げばよかったのだ。

なのに、中国はそれをしなかった。これは、意図的な「圧力」なのだろうか。

このところ、北朝鮮とロシアの関係が密接になる一方で、北朝鮮メディアで中国関連のニュースは減っているように感じられる。しかも、今年は中朝の国交樹立75周年に当たり、メディアは「中朝親善」一色でもおかしくはないのにかかわらずだ。

両国の間には、何らかの異常気流が流れているのだろうか。

差し当たり、9月9日の北朝鮮建国と10月1日の中国建国記念日に際し、金正恩氏と習近平氏がどのようなメッセージを交わすのか(交わさないのか)が注目される。