「目立ちたがり屋」の金正恩氏が不気味な「沈黙」を守っている

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その後も、弾道ミサイル実験に成功するたび、北朝鮮メディアは正恩氏が現場で視察した様子を写真入りで報じてきた。

正恩氏と父親の故金正日総書記とで決定的に異なっているのは、メディアへの露出である。正日氏は晩年、中国とロシアを訪問し、外国人との会見も比較的活発に行ったが、1990年代の半ばまでは外部にほとんど素顔を見せず、自信を神秘的な存在として演出していた。自国メディアに掲載される写真も、カタにはまった地味な構図のものばかりだった。

それに比べ、正恩氏はサービス満点だ。