【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男
「お前達、止まれ!止まらなければ撃つぞ!」
銃を向けられて、さすがにソク以外の構成員は逃げ散っていった。しかし、逆に面子を失った思ったのか、ソクの怒りは収まらない。銃をかまえる軍人達に近づいたソクは、手に握りしめていたナイフを振りかざし彼らに投げつけた。投げられたナイフが軍人達の足下にのめり込んだその瞬間・・・
「パン!パン!」
身の危険を感じた軍人が発砲。銃弾2発がソクの胸を直撃し、彼は胸を血だらけにしてその場に倒れこんだ。即死だった。
激怒した構成員たち
ソクが死んだという噂は、その日のうちにグループの構成員達や住民の間に広まった。