私の「殺すリスト」何とかして…金正男氏、父親に手紙か

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さらに手紙では、「今のように海外で家族と暮らすことが、私の運命であると粛然と受け入れている」「私はパパの息子に生まれただけで、革命の偉業を継承する後継者の序列に立ったことがない」「資質不足と自由奔放で放縦な生活習慣によって心配をかけ、大変なトラブルもたくさん起こした」と述べ、権力から距離を置くことを言明していたとのことだ。

しかし、この手紙が金正日氏のもとに届いたかどうかは確認されていないという。件の関係者は、「北朝鮮の報告体系上、権力の核心から離れていた金正男氏の手紙が金正日氏に伝えられた可能性は低いと思う」としている。

そのことは正男氏も承知していたようで、「パパの健康だけを願う」としながら、「この手紙を読んでもらえるかはわからないが、せめて代わりに読んだ人が、私の心情を分かってくれるものと信じる」と結んでいたという。