金正男氏の息子、マレーシアでDNA採取か…「特殊部隊に変装」と報道

もっとも読まれている記事:北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面
正男氏は、若年の正恩氏が見ることのできなかった時代の祖国と父・金正日総書記の姿を知る人物だ。父とともに様々のものを見聞きし、多くの言葉を交わしている。つまり正男氏は、正恩氏の知らないことをたくさん知っているのである。

北朝鮮の指導者は、先代の思想と教えを独占的に解釈することで独裁を保っている部分がある。そういう意味で、正恩氏にとって正男氏は「煙たい存在」だったと思われる。だからこそ、「権力とは距離を置く」と繰り返し表明しながら、弟から敵視され続けたのではないか。

(参考記事:私の「殺すリスト」何とかして…金正男氏、父親に手紙か

一方、ハンソル氏には父親のような経験はない。