金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は米軍に撃たれる前に「腹が減って」全滅する
たとえ旅行証がもらえたとしても、次は交通手段が問題になる。電力難が深刻な北朝鮮では、鉄道の運行がまともに行われておらず、目的地へ着くまでに信じられないほど長くかかる。速く移動したいなら民営バスやソビ車(個人運送業)を利用するしかないが、運賃は鉄道より高い。
(参考記事:東京から岡山まで10日!? 電力難が招く北の「鉄道崩壊」)子どもに会いに行くには数週間かかることになるが、職場を長期欠勤するにはそれなりのワイロが必要になる。子どもに会いに行っている間は、重要な収入源である市場での商売もできなくなるため、収入が減ってしまう。このように経済的負担が大きすぎるのだ。こんな費用を払う余裕のある家庭であれば、ハナからワイロを積んで子供の兵役逃れを図るだろう。