脱北支援者「惨殺事件」が発生…北朝鮮国境に謀略渦巻く

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首に刃物による傷があったとされ、殺害された可能性が高い。韓国では、「北の秘密警察の仕業」とする分析も出ている。

(参考記事:首を切り裂かれ…中朝国境で脱北者支援の牧師が殺される

中朝国境には以前から、不穏な空気が漂っていた。

一昨年来、現地で活動していた韓国系の宗教関係者が姿を消し、そのしばらく後、北朝鮮の平壌で「自分は韓国のスパイだった」との告白会見を開く出来事が相次いでいる。

例えば、昨年3月に会見を行った2人の韓国人男性は、韓国の国家情報院(国情院)の求めに応じ、「有事の際に韓国軍が北朝鮮に浸透する際の取組みを『花豚事業』のコードネームの下に支援した」「国情院が作成した偽造紙幣や金正恩氏を冒とくする漫画、エロビデオや韓流映画を記録したフラッシュメモリーなどを北朝鮮に投入した」などと告白。