刑務所の幹部に性的暴行され、中絶手術を受けさせられた北朝鮮女性の証言

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肘の骨が折れて、腰には釘が刺さりました。釘が飛び出ていた木製の椅子で背中を殴られた時に刺さったものです。取り調べが終わると、体中がとても痛いんですよ。殴られている時は感じないのですが、取り調べを終えて部屋を出ると体が痛みだすんですよ。その時になってようやく、肘の骨が折れて、腰に釘が刺さっていることに気づきました。体に傷が残っていて、未だに忘れられません。

問:待機所で起きたことについて話してください。

答:私は保安署(警察署)監察課が担当する区域にいました。直接の担当者は、監察課の副課長でした。収監者は住宅建設工事をさせられたり、駅前で食糧の積み込みをさせられたりしました。この副課長は、女性を見るとことごとくセクハラをすると噂されていました。でも最初は、噂が膨らんで大きな話になっただけだと思っていました。

ところが、私自身が被害者になったのです。