「ミサイル発射、もういいかげん疲れた」漏れてきた北朝鮮国民のホンネ

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北西部の慈江道(チャガンド)の情報筋によると、「住民の心中は、ミサイル発射が成功した喜びよりも、心配の方が大きい。発射を祝う軍民連歓大会に動員されたり、大会に必要な物資を供出させられたりするかもしれない。そうなれば、こき使われてクタクタになるだけではなく、なけなしのカネも、市場で商売する時間も奪われ、経済的に困窮することになるからだ」という。

一方、幹部の中にはミサイル発射と関連して、食糧問題を心配する向きもある。今年の北朝鮮では未だに梅雨が明けておらず、長雨が続いているため、凶作になる恐れが出ている。

前出の情報筋は、「農業がダメになり、足りない食糧を海外から援助してもらおうにも、ミサイル発射のせいで多くの国が援助を渋るかもしれない」と懸念を表す。