障がい者の「強制隔離」を実行した北朝鮮…抹殺も検討

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相模原市緑区の障碍(がい)者施設で起きた大量殺人事件。容疑者は、取り調べで「ヒトラーの思想が降りてきた」などと述べ、重度の障碍者だけを選んで襲うなど、優生思想が動機の根底にあったことが伺える。

優生思想とは「劣等な子孫が生み出され、社会、国家、民族に悪影響を及ぼすことを未然に抑制しよう」とする考え方だ。ナチス・ドイツはそれを人種政策に取り入れ、ユダヤ人、ポーランド人、ロマ、同性愛者、障碍者を強制収容し、虐殺した。

とんでもない結果をもたらしてようやくその危険性に気づいた世界は、優生思想を遠ざけるようになった。

「山奥の村」へ

しかし北朝鮮にはいまだに、優生思想に基づく、障碍者への差別的政策が残っている可能性がある。