冬の北朝鮮で暗躍する「人糞ブローカー」登場

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農場の反応もまんざらでもない。肥料にする人糞は得られない代わりに、現金収入が得られる。それで肥料を購入できるからだ。

農場の幹部は、ブローカーから受け取ったタバコ、酒、果物の一部は農場員に渡し、自分がすべき仕事をさせる。そして、テレビ、ダウンジャケット、現金などは自分の懐に入れるのだ。

人糞は、道内の恵山(へサン)や普天(ポチョン)の市場で、1トン10万北朝鮮ウォン(約1200円)、腐植土は5〜6万北朝鮮ウォン(約600〜720円)で購入できる。そこにブローカーに渡す報酬2万北朝鮮ウォン(約240円)、1万5000北朝鮮ウォン(約180円)を上乗せする。