北朝鮮が女子高生を「見せしめ」公開裁判にかけた理由

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「今月16日、恵山(ヘサン)市内の映画館前で多くの人が見守るなか、16歳と17歳の少年・少女たちが公開裁判が行われた」

昨年9月、英テレグラフ(The Telegraph)は、密かに録画された北朝鮮の公開裁判の動画を公開した。今回と同様、米国映画を視聴したとの罪状だったことから、海外の動画コンテンツを視聴したことが発覚すれば公開裁判にかけられるケースが多いとみられる。

一方、昨年の4月には、北朝鮮の「喜び組」を描いた韓流ドラマを視聴した罪で、大学生が大量に処罰される異例の事態が起きた。

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今回の公開裁判では、判決はその場で下されず、「保安局(警察署)の予審を受ける」という決定がなされた。