昨日の処刑人が、今日は罪人に…北朝鮮の権力中枢「一寸先は闇」
国情院と韓国統一省は中央日報の報道について「そのような事実は確認されていない」としながらも、国情院傘下のシンクタンクである国家安全保障戦略研究院は18日、黄氏が深刻な降格処分を受け、某省庁で勤務し、金氏は農場で働いているという見解を示した。
さらに、北朝鮮の公式報道も黄氏と金氏が、なんらかの処分を受けたことを間接的に裏付けていた。
12月、北朝鮮では第8回軍需工業大会が開かれた。しかし会場のひな壇に、本来ならいるべき黄氏と金氏の姿はなかった。その後に行われた党細胞委員長大会にも2人の姿は見えなかった。いずれの大会にも金正恩氏が参加しており、これらの行事が非常に重要なものとして位置づけられていたことがわかる。その場における不在は、黄氏と金氏が北朝鮮政治の表舞台から消え去ったことを意味しているようにも思える。