【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男
それまではエリート街道に乗り、学校でも学級長だった白氏だが、この経験を通じて「体制は裏切る」ことを本能的に知る。
この頃から表の顔を保つ一方で、裏側では腕っぷしの強い人間を集めて、愚連隊を組織していく。これが自然と拡大して「パッキ派」というヤクザ組織に発展していった。
父の影響力はなくなったが、成分のおかげでそれなりにいい職種に就いた白氏は、裏社会での影響力もどんどん強めていった。表の肩書きも裏社会の拡大のために積極的に利用していった。
表と裏の顔を使い分ける
しかし、覚せい剤などの薬物には手を染めなかったという。