【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男
「つまらない……。確かにソウルは豊かで、人々は好きなように生きられる。しかし、俺には『人生短く太く生きる』のが合っている。北朝鮮からは逃げたが、あの当時のヒリヒリした毎日の方が満ち足りていた」
北朝鮮という修羅場をくぐり抜けてきた人間にとって、平和なソウルの町は物足りないようだ。
「もし、北朝鮮の体制に変化があればどうしたいですか?」
ヤミ市場で復活
「俺は、政治については興味がないんだよ。もうパッキ派は瓦解して仲間もバラバラになってしまった。それでも、あの国に自由ができれば、また戻って仲間を呼び戻して組織を再建したい。それがいつになるかはわからないがね・・・」