「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前

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昨年末の朝鮮労働党第5回細胞委員長大会で、金正恩党委員長が行った演説をきっかけにして始まった一連の取り締まりだが、国内での不満は危険水位に達している。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、取り締まりの影響で、ソビ車(個人経営の運送車両)への荷物の積載量に制限が加えられたり、市場で売る品物について保安員(警察官)にあれこれ言われたりするなど、人々の生活に支障が出ている。

このままでは商売の自由を奪われ、餓死しかねないと危機感を感じた人々は、露骨に不満の声を上げるようになっている。

「国が配給をくれるのか、月給を払うのか」
「(商売をして)食べていこうとすることそのものが非社会主義扱いだ」
「何もくれずに締め付けるばかりでは騒擾(デモや抗議)が起こるだろう」
「非社会主義を根絶やしにするといってあれこれ禁止すると、暴動が起きるのは時間の問題だ」

ここから見て取れるのは、北朝鮮の人々の間に、配給制度を放棄した国家に対する幻滅が根強いことだ。