金正恩氏の「ブタ工場視察」に北朝鮮庶民が浴びせる酷い悪口

こうした言葉は正恩氏だけでなく、「民族の太陽」と崇められる祖父・金日成氏も対象になっている。平壌市民の間では「太陽を信じて生きる」という言葉がよく使われている。しかし、ここでの「太陽」は金日成氏でなく、ソーラーパネルを意味するのだ。

金正恩体制を批判してきた筆者としても、もさすがに「ブタ」呼ばわりはどうかとも思う。しかし、北朝鮮の庶民たちは、公開処刑、拷問、政治犯収容所に象徴される恐怖政治の下で怯えながら生活し、一寸先は闇という人生を送っている。金正恩体制に怒りと不満を抱えた庶民たちからすれば、ブタ呼ばわりするぐらいでは飽き足らないだろう。