「首都は問題ないが地方はかなり苦しい」平壌市民が語る制裁下の北朝鮮

もっとも読まれている記事:北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面
インタビューから見えてきたのは、平壌市民はさほど堪えていないが、地方住民にはかなりの影響が出ているということだ。

記者「非常に強力な制裁が行われているが、国内の雰囲気は?」

A氏「コメ、トウモロコシ、生活必需品の価格が上がったが、市民はさほど動揺していない。中国が制裁に同調しているため、中国からの輸入品の価格が上がったものの、高騰というレベルに達する兆しはない」

記者「国際社会の制裁についての市民の見方は?」

A氏「中国が防波堤になっているのに、まともに制裁できるわけがない、との声が最も多い。中国製の商品を積んだトラックが1日に数十台も入ってきて、生産に必要な資材が輸入されている。資材の供給を受けた工場と企業所は、1日14時間稼働している。皆、『(制裁はしばらく続くかもしれないが)、中国とロシアのおかげで、そのうち終わるだろう』と考えている」

記者「中国とロシアが制裁の効果を薄めている?」