北朝鮮国民の75%、収入のすべてを「市場での商売」で得る
米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は、特別研究プロジェクト「ビヨンド・パラレル」(38度線を越えて)の一環として、北朝鮮国民36人に対面でアンケート調査を行った。
国営企業は給料払わず
その結果、72%にあたる26人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動で得ていると答えた。また、75%以上の収入を市場から得ている人は36人中35人に達した。残りの1人も収入の半分から7割を市場で得ていると答えた。つまり、国営企業や国の機関から得られる給料、配給で生活を維持している人は皆無ということだ。