「北朝鮮の女性虐待、加害者の処罰を」国連幹部が強調

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また今月15日には国連総会第3委員会で、北朝鮮における人権侵害を非難する決議案が採択された。同決議案は来月中旬、国連総会本会議で採択かけられる。

北朝鮮における女性虐待の深刻さは久しく前から指摘されていることだが、このような動きを経て、国際的な認識が深められる意義は大きい。

米韓との非核化交渉を経て、「普通の国」への変身を狙っているように見える北朝鮮だが、人権問題を巡る国際世論のハードルは、実は核問題よりも高いと言える。核兵器は、政治・経済的利益と見返りに取引も可能だが、恐怖政治で体制を維持している北朝鮮にとって、人権は国家の根幹にかかわる問題だからだ。

北朝鮮における女性虐待の多くは権力を武器に行われており、独裁者である金正恩氏は大きな責任を負っている。この問題の改善に真剣に取り組むことなしに、金正恩氏が国際社会の仲間入りをすることはできないのだ。