政治犯収容所などでの拷問・性的暴行・公開処刑の恐怖
- チョンゴリの第12通常刑務所(教化所)の元女性収容者は、毎朝5時起床だった。
毎日夜10時まで薪を集めた。作業が遅い収容者は殴られた。収容者には古着しか与えられず、靴が合わなかったためまともに歩けなかった。作業に出かける班の仲間に遅れると看守が首に縄をつけて引っ張った。
- 2011年まで第12教化所に収容されていた女性収容者は農作業をさせられた。
しかし、農場で生産された食料は看守が食べた。与えられた食べ物が少なく、空腹なため、野草、きのこ、樹皮などを食べた。他の収容者が食べ物を盗んだとして殴られているのを何度も見た。
- 2010年末まで第12教化所に収容されていた別の女性収容者も同様に農場での重労働に従事させられていた。育成しているとうもろこしを盗まないか、看守が常に飢えた収容者たちを見はっていた。女性収容者たちが午後7時に作業を終えた後も、金正日と金日成の偉大さに関する教育を座って長時間受けなければならなかった。