「殺し屋」が当局者を相次ぎ惨殺…鉱山利権めぐり北朝鮮でマフィア抗争
また、数ある金鉱の中には、日本の統治時代に三菱鉱業(現・三菱マテリアル)が運営していた「青岩金山」もあり、現在は金正恩氏の秘密資金を運用する朝鮮労働党39号室や秘密警察が管理している。
一方、こうしたビジネスが拡散するに従い、「鉱山利権」を巡る血なまぐさい事件も起きている。
殺し屋まで雇って
少し前には、中朝国境に面した咸鏡北道恩徳(ウンドク)郡の村で、地元住民と流れ者の一団との間で大規模な乱闘が発生。ツルハシやシャベルで頭を叩き割られるなどした数人が死に、数十人が負傷したとされる。