「弁護士は万年筆で私を暴行した」北朝鮮女性、性的被害の実態告発

北朝鮮政府はこのような証言について、一貫して「でっちあげ」であるとの反論を行っている。本当にそうならば、国連報告者の訪問を許可し、国内での調査を受け入れれば良いのだ。

北朝鮮国内にも、このような現状を放置すべきではないと考えている官僚もいるだろう。人権問題は、特定の体制を非難するために提起されているわけではない。人権を重視する体制こそが国際社会で尊重されるのだ。金正恩党委員長は自らの体制を守りたいなら、自分の権力維持と人権とを両立させる方法でも考えてみたらどうか。

(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「書類整理」と呼ばれる性虐待行為