「資本主義の恐ろしさ」体験談に興味津々の北朝鮮国民

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「この手の講演は聞いたことがあるので、内容的に目新しいものはなかったが、中国での生活の話に好奇心を持って耳を傾ける。そして人々は、それほど酷い資本主義社会でなぜ6年も暮らしていたのかと首を傾げる」(情報筋)

穏城や会寧には、脱北した家族、友人、隣人を持つ人が非常に多いこともあり、他の地域の人に比べて中国の事情に明るい人が多いと言われている。それでも中国での暮らしについて興味は尽きないようで、当局の意図したとおりには受け止めていないようだ。

かつて穏城の工場支配人を務めていたが脱北して韓国に向かったものの、何らかの事情で北朝鮮に戻ったという人が同様の講演を行ったことがあったが、結局は数年後に家族を連れて再脱北するという事件が起きた。そんな前例もあることから「またそんなことになるのではないか、そんな人の言葉なんか信じられるか」という反応を示す人もいたとのことだ。