さすがの金正恩氏も寒すぎて中断した「超ブラック事業」

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両江道の内部情報筋によると、正月を迎える前に建設に動員された突撃隊(民間人からなる建設部隊)に対して休暇命令が下され、軍部隊と警備人員を除くすべての人員が現場から撤収した。

突撃隊は、旅団、大隊別に恵山(ヘサン)駅に移動し、吉州(キルチュ)、咸興(ハムン)を経て平壌に向かう第2列車、中朝国境に沿って西にある慈江道(チャガンド)の満浦(マンポ)を経て平壌に向かう第4列車に分乗して帰郷した。人員の輸送のため、一般人の乗車が制限された。

今回、三池淵建設指揮部が建設の一時中止措置を取ったことについて、平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は「三池淵のみならず恵山など北部地方では、極寒の中での工事は行わないという元帥様(金正恩党委員長)の指示が下された」と伝えた。工事を強行すると、建物に問題が発生する可能性があるからとのことだ。

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今回の措置に対して国内では歓迎の声が上がっている。とりわけ、列車を突撃隊員専用にして速やかに帰郷させたことが評価されているようだ。