「銃弾ぜんぶを頭部に撃ち込んだ」金正日時代の公開処刑

RFAによれば、特に北部の両江道(リャンガンド)での粛清は凄惨を極めた。保衛司令部は道内だけで、少なくとも19人を公開銃殺にしており、非公開で処刑された人々も加えたら、いったいどれほどの犠牲者が出たかもわからないという。

北朝鮮の公開銃殺は、従来のやり方でも十分に残酷なのだが、保衛司令部のやり方は輪をかけてひどかった。普通は胴体を狙って9発の銃弾を撃ち込むのだが、保衛司令部はその全弾を頭部に浴びせたというのだ。

(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

もっとも、残酷さの面では金正恩党委員長の方が上かもしれない。