北朝鮮のナンバー2になった「性犯罪レベル」極悪幹部
過去の金正日氏と金正恩氏の粛清史のなかで、崔龍海氏はしぶとく生き延びてきた一人といえる。ただし、金王朝の始祖の盟友の息子という血筋や、政治的に金正恩氏を脅かす存在にはなりえない「実力」ゆえだろう。そもそも金正恩氏は、崔龍海氏を軽んじているふしがみられる。少し間抜けな話だが、2015年秋には金正恩氏がコダワリを持っていると見られる極太ズボンをめぐって、崔龍海氏は公衆の面前で恥をかかされたという噂さえあるのだ。
(参考記事:金正恩氏が極太ズボンで部下を殺す日)金正恩氏は本当に、変態性欲スキャンダルの醜聞に濡れた崔龍海氏に対外的な国家元首の役割を求めているのだろうか。もしかすると今後は、自らが真の国家元首として表に出るつもりなのかもしれない。