北朝鮮の国境警備兵が赤裸々に告発「犯罪天国」の実態

中国との国境に面している特性上、地域住民は多かれ少なかれ密輸に関わっているため、累が及びかねないからだ。

金正恩党委員長は最近、「不正腐敗との闘い」を繰り広げ、今までは当たり前のように行われていた不正行為が摘発される事例が増えている。摘発されそうになった人々は、他人、特に部下に罪をなすりつけ逃れようと必死になる。前述したとおり、下手をすると処刑されかねないからだ。

(参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態