人身売買団の餌食になった「ある少女」を待ち構える運命
その後の顛末について情報筋は明らかにしていないが、結局家族は身代金を払わざるを得ないだろう。脱北は、金正恩党委員長が「射殺せよ」と命じるほどの重大犯罪扱いで、家族が保安署(警察署)に届け出れば、むしろ被害者である少女とその家族が処罰を受けてしまうからだ。
(参考記事:遺体を氷の上に放置…北朝鮮「国境警備隊」の猟奇的な実態)また、運良く脱北に成功しても待ち受けているのは、監禁、拉致、強制的な性産業の従事、強制結婚などのリスクだ。
(参考記事:「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言)