「食べるため」牛泥棒も…北朝鮮、経済制裁で困窮深まる

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一方、北部の両江道(リャンガンド)では、郊外の牧場から家畜が盗まれる被害が発生した。2人から5人の盗賊団が、国営牧場や個人宅を襲い、家畜を盗んでいる。それも市場で売り払うのが目的ではなく、食べるのが目的だという。

家畜泥棒もまた、「苦難の行軍」の時代には頻発したが、最近はほとんど聞かなくなっていた。北朝鮮の食糧事情はかつてと比べ改善しているとは言え、その日の糧を得るのに女性が売春に走らなければならないような現実もいまだ無くなっていない。

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そうした貧困層は、わずかな社会・経済的な変動からも大きな影響を受ける。