「性暴力の末に非業の死も」北朝鮮女性の人身売買はこうして行われる
ブローカーは北朝鮮国内で女性に接近し、食べ物や衣服を提供し、「韓国に行く機会があるかもしれない、中国に行こう」と持ちかける。女性はブローカーを怪しみつつも、誰が敵で誰が味方かわからない混乱した状況で、嫌々ながらブローカーからの提案を受け入れてしまう。
売春施設は中国東北の大都市郊外にあり、15歳から25歳の女性が、強制的な膣、肛門性交、自慰、痴漢行為を強いられている。
私は他の6人の北朝鮮人女性ともにホテル(にある売春施設)に売られた。食べ物も充分ももらえず、扱いはひどかった。8ヶ月後、私たちのうちの半分が再び売り飛ばされた。ブローカーにひどいことをされた。私の体には傷跡が残っている。(ブローカーに)殴られ、ギャングに足を刺された跡だ。 (清津<チョンジン>出身のキムさん)
性産業で人身売買された回数は「1回」が41%、「2回」が45%、「3回」「それ以上」がそれぞれ7%だった。このように、売春施設から別の売春施設に「転売」される事例は多数存在する。
その顧客の中には、韓国人も含まれている。