人体を粉々にしてその場で焼いた…金正恩式の高官処刑

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北朝鮮が、ハノイ米朝首脳会談の実務交渉を担当していた金革哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表に交渉決裂の責任を問い、処刑していた――韓国紙・朝鮮日報がこのように報じてから1日が経過したが、北朝鮮はまだ何ら反応を見せていない。

朝鮮日報は今回のニュースで、北朝鮮の事情に詳しい消息筋の次のような証言を伝えている。

「金赫哲氏は今年3月、外務省幹部4人と共に調査を受け、美林飛行場で処刑されたらしい。彼らには『米帝に取り込まれ、首領を裏切った』という米帝スパイの容疑が適用された」

これが事実ならば、やや不可解なものを感じる。北朝鮮では過去、スパイや反逆のような重罪に問われた人物を処刑する場合、国民への「見せしめ」とすべく、かなりの人数の前での公開銃殺とするのが一般的だったからだ。

(参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

そうすると、銃殺を見せられた人々の話が少しずつ海外へも漏れ伝わり、そのディテールを検証することで事実かどうかを判断できた。しかし今回の金革哲氏の処刑説を巡っては、そのような目撃談が伝わってきていない。