東海地区で朝鮮封建王朝時代の磁器窯址を初めて発見

【平壌6月7日発朝鮮中央通信】朝鮮で歴史遺跡の発掘に力を入れて成果を収めている。

近年に発掘された遺跡の中には東海地区で初めて発見された朝鮮封建王朝時代の磁器窯(かま)址もある。

この遺跡は、羅先市羅津地区武倉洞から北西の方向へ10キロほど離れたサギ谷に位置している。

現在、窯址には窯室と煙突施設が残っている。

窯は、山の傾斜面に沿って底を少し掘り、粘土とレンガで壁を積んだ後、天井をドーム式に作った上がり式窯である。

窯址では、磁器類と台座、レンガのような遺物が発掘された。

発掘調査資料によると、この窯址は朝鮮封建王朝時代のものと認められる。

社会科学院考古学研究所のチャン・チョルマン氏(博士)によると、この遺跡は先祖の高い磁器製造術を示している。

窯址で初めて窯の中間部位に積んで作った熱調節施設が新しく発見されたのがそれをはっきり実証している。

磁器の糸底に3の土玉を付けて、焼成後に他の磁器と容易に分離させるようにつくった点、窯の壁を石で積んだ朝鮮封建王朝時代の以前の窯と違ってレンガと粘土を結合して築造したことなども当時の磁器製造術を研究するうえで貴重な資料となる。---