金正恩の「激怒」で苦しむ子供たちの「深刻な後遺症」

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その中でもマスゲームは最大規模のものであり、国際社会から批判を浴びるようになって久しく、金正恩氏もそのことを認識しているはずなのだ。実際、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は今年3月、北朝鮮当局が人権問題を気にしてマスゲームを中止する可能性があると伝えていた。

実際にはそうならなかったのは、経済制裁により困難を極める台所事情があるのかもしれない。というのも、国連安全保障理事会の制裁決議で北朝鮮観光は制裁指定されておらず、またマスゲームは中国人観光客には人気で、ドル箱商品になっているのだ。

しかし、孤児院の環境改善に力を入れるなど、「慈愛深い最高指導者」をアピールしている金正恩氏が、児童に対する人権侵害批判に無神経でいられるのだろうか。いっそこのままマスゲームを「永久禁止」にしたら、人々の彼を見る目も変わるのではないか。

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