「思考と精神がマヒしている」文在寅氏への攻撃を強める北朝鮮
北朝鮮は27日にも外務省局長の談話を通じ、「(朝米対話の)仲介など必要ない」として韓国を突き放している。
こうした北朝鮮の言動について、メディアには「トランプ米大統領が29~30日に訪韓するのを前に米韓の連携をけん制する狙いがありそうだ」との論調がある。確かにそのとおりだろうが、それだけではないような気もする。米韓をけん制することだけが目的なら、必ずしも文在寅氏個人を攻撃する必要はないからだ。
いずれにせよ、このような「口撃」がいつまでも続けば、韓国の世論とて穏やかではいられまい。
(参考記事:【写真】元人気女子アナが韓国政府を猛批判「北が敵じゃないって…」)今後、南北関係は難しさを増すだろう。すでに本欄でも指摘したことだが、韓国では政府系シンクタンク・統一研究院が毎年発行してきた『北朝鮮人権白書』の2019年版の公開が遅れていることが問題視されている。